2019年4月29日 午前4時55分
GW休み2日目の早朝、心斎橋にあるカプセルホテルを出て「南海なんば駅」へ。
5時30分の急行に乗り、6時15分に関西国際空港に到着。
ANAとフィリピン航空の共同運航便、マニラ行き。
フライト時刻が10分早まり、9時45分に変更されてる。チェックイン開始は6時35分。
フィリピン航空のカウンターに6時25分から並んで待つがまったく開く気配がない。
若いフィリピン人スタッフたちは開始を待つ行列を目の前にしても焦るどころか、予定の時間を過ぎても笑顔でのんびりしている。
雰囲気が学生の文化祭みたいで少しイライラした。予定時刻から30分遅れてチェックイン開始。
開始してからの処理も遅く、ようやくチェックインできたのは7時20分。
今回はプライオリティパスを使いたかったので大急ぎでぼてこぼてぢゅうへ向かった。
8時10分、ぼてこぼてぢゅうを出て、10分後にはセキュリティチェックと出国手続きを済ませ、免税エリアを抜けゲートに向かう。
途中のシャトルからフィリピン航空の飛行機が見えた。
8時30分、指定時間の40分前に37番ゲートに到着。今までの旅行に比べるとギリギリ。
9時25分、トイレに行きやすい通路側シート。
10時50分、機内食は「チキンすき焼き」を選択、普通に美味しかった。
10時5分離陸、13時45分着陸、約3時間40分のフライト。
時差が1時間あるので時計を12時45分に変更。
空港の建物から出ると、これまで感じたことがないほどの蒸し暑さ。
あわててヒートテックを脱いだ。
日本語がたくさん。
さて、この「ニノイ・アキノ国際空港」から市街地に行くには直通の鉄道路線がない。
行き方は、ざっと調べたところ、
・ホテルの送迎 お金持ち用
・クーポンタクシー わりと信用できるけど、高い
・空港メータータクシー(黄色) 空港の認可を受けたタクシー
・メータータクシー(白) 認可を受けてないタクシー
・Grab(グラブ)タクシー アプリで管理運営されてるタクシー
・プレミアムバス そこそこの値段で豪華なバス、ただ本数が少ない
・ループバス 行き先さえわかれば、安い、バクララン、エドサ行きなど
・ジプニー 庶民の足、長いジープのような乗り合いバスで、とんでもなく安い
・徒歩 どこからか空港外に出られるらしいけど、暑いし危ない、上級者向け
とりあえずプレミアムバスの受付に行ってマカティ方面(宿泊先)のバスはすぐ来るか聞いてみたが、
不愛想な女の子が「あっちのタクシーで行け」と指さすので行ってみた。
そこには行列ができていて、どうやらメータータクシーの受付と乗り場らしい。
これも悪くないが、第二候補の「Grabタクシー」を探すことにした。
Grabタクシー発見。
Grabタクシーというのは専業のタクシーではなく、アプリに登録している一般ドライバーが客を乗せていくシステム。
とりあえずここで手配する分にはGrabアプリのダウンロードも必要ないらしい。
行きたい場所(マカティのブエンディア駅)と名前と電話番号(日本の携帯電話で良い)を伝えるとスマホで手配してくれた。
独特な数字で読みにくいが、車のナンバーが「ABQ 6936」ドライバーに払うお金が「P 247」と書いてある。
今回、フィリピンのお金は旅先で余った外貨を帰りの空港で両替したものなのですごくレートが悪い。
100ペソが250円くらい。2.5倍計算で表記していく(四捨五入切り上げで)。
15分ほど待って指定のナンバーの車が来たので助手席に乗った。フィリピンは右側通行で左ハンドル。
古い三菱の車だったので日本車の話をしていたら「スバルも日本車か?」と聞かれた。
「もちろん!ラリーのインプレッサとか有名だよ」と答えておいた。
今思えば、そんなことよりも行き先をちゃんと確認すべきだったけど。
思ってたより早く着いたなと違和感を感じたが、ドライバーに指定の247ペソより少し多い260ペソ(650円)を渡し車を降りた。
まぁ、違う場所でも、電車走ってるの見えるし何とかなるでしょ。
iPadの地図で現在地を確認すると、「Buendia bus terminal(ブエンディア バスターミナル)」とあるが行きたかったブエンディア駅とは全然別の場所。
バスターミナルの職員らしき人に、ここの駅はこれのどこ?と聞くとヒル・プヤット駅だと教えてくれた。
まぁ、せっかくバスターミナルなんだしと「このブエンディア、いやアヤラ行きのバスある?」と聞くと、
「あそこのバスがそうだよ」と教えてくれたので乗ろうとしたが、ちょうど走り出してしまった。残念。
Gil Puyat(ヒル・プヤット)駅。階段を登ってセキュリティチェックを抜けて、切符を買おうとしたら「エドサ行きは反対のホーム」と言われた。
つまり、ホーム間の移動ができないので、階段を降りて、渋滞している道路を渡り再びセキュリティチェックの列に並びなおし。なんて不便。
ヒル・プヤットからエドサへ 15ペソ(38円)。
エドサの改札を出て、乗り換えのため鉄道職員の女性に、「タフトアベニュー(駅)はどっち?」と聞くと
「タフトアベニュー(通り)なら下よ」と言われ、階段を降りた、そうタフトアベニュー通りに。
バックパックから方位磁石を出すのが面倒で、暑い中、なにも考えず適当に歩き、警備員のおじさんに聞く。
「タフトアベニュー、えっとステーションはどっち?」「タフトアベニュー通りならここだよ、駅?駅ならあっちだよ」
噛み合わない会話が続いてるが、すべてが手探り。間違えながら正解へ向かう。
Libertad(リベルタッド)駅?どこだここは。
あ~、ヒル・プヤットから電車でエドサに来て、歩いてひと駅戻ってた。でもまぁ、よし、方角がしっかりわかった。
エドサに戻り、警備員のお兄さんに聞くと、「駅?LRT?MRT?どっちだい?」ああ、そうか。
トレインやらステーションよりも路線名、そっちが重要だったのかと気が付く。
「MRTの、タフトアベニュー駅、MRTのね」と伝えると「それならそこから行けるよ」とすぐにわかった。
LRTエドサからMRTタフトアベニューに普通に乗り換えできる。そりゃそうだ。
15時20分 ブエンディア行き 16ペソ(40円)。
15時35分 ようやく、やっとMRT ブエンディア駅に到着。
なんか、自動車専用道路みたいな感じ。
迷ったし、遠回りだったけど、ここに1度で来るよりもいい経験ができた。余分に使ったお金もわずかだし。
排気ガスとクラクションの鳴り響く、危険なデスロードを歩く。
地元の人たちは慣れたもの。
道があったので右へ左へ、右へ左へ、詳しい行きかたはのちほど。
ようやく宿に到着、無事チェックインしてロッカーのカギを受け取った。
スタッフに案内され、はす向かいの2号館「バンクスBGC」へ。
荷物を置いて外へ。宿の前で会ったイギリス人に「この辺で安い食堂か、カフェはない?」と聞くと
「すぐそこを右に曲がって真っすぐのところにいい店があるよ、チキンやポークが美味いんだ」と教えてくれた。
たぶん、ここだな。
なんだか、すごく可愛い。
チープでキッチュだ。
なんと、招き猫。
なにを食べようかなと考えていると、奥から「ポーク、ポーク」と店員のお姉ちゃんに声をかけられたのでそれに決めた。
ご飯、フライドポーク、野菜炒め、コカコーラ。これで98ペソ(245円)。
フライドチキンの衣で、中身は硬くて薄い豚バラ肉。味はまずまず。
ご飯がモソモソして食べにくかったので野菜炒めを混ぜて食べた。
移動で疲れたので、17時前に宿に戻り、早めに就寝。
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