リサール記念館
Rizal Shrine
フィリピン独立の父、国民的英雄「ホセ・リサール」。
その彼が処刑前、牢獄代わりに閉じ込められていた建物が現在は記念館となっている。
場所は、スペイン統治時代最古の要塞地区イントラムロスのサンチャゴ要塞の内部。
入り口で「ジャパニ?」と声をかけられ「よく来たな日本人」と握手を求められてから記帳、博物館と同じくここもフラッシュ禁止。
15ヶ国語をあやつり、様々な分野で活躍したフィリピンの天才、ホセリサール。
暗い中スマホで撮った画像を見ながら「やっぱりフラッシュ使わないとダメだね」といった感じの黒人に出会った。
「Hi African?(やぁ、アフリカ人?)」と聞くと「Jamaican(ジャマイカ人さ)」とのこと。
彼の名は「REX(レックス)」。なんと日本の香川県で英語教師をしているらしい。(していたかもしれない)
「そうカガワ、ウドンすきです」「ニホンはサムイ、アツイ、フィリピンはアツイね」なかなか面白い。
しばらく一緒に見て回った。
ワニが何か咥えている。レックスが「子犬だよ、母犬が取り返そうとしてるんだね」なるほど。
それにしても、ワニが小さいのか、母犬が大きいのか。
イノシシ、干支の置物みたいだ。
ホセリサール写真コーナー。
レックスが「ほら見てごらん、5ペソと1ペソ、Japanese government(日本政府)って書いてあるよ」
ん?なにを言ってるのやら…?とガラスケースに顔を近づけてみると、
わ、ホントだ、「ペソ」「大日本帝國政府」って漢字まで書いてある。どうやら日本統治時代のお札らしい。
リサール記念館を出て、レックスはもうしばらくサンチャゴ要塞を見て回るらしいので、私は彼と別れカーサマニラ博物館へ向かった。
Have a nice trip. 良い旅を。
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